こちらの着物はリユースで「結城紬」として販売されていました。三大紬の１つである結城紬は、現在でも蚕の繭を煮た綿のようなかたまりから糸を引き出し、柄に合わせて先に染め、手織りする方法で生産しています。そのため生地は大島紬のシャリッとした触り心地と比べ、ふっくらとした風合いになり、拡大していみると糸の節が入る織物です（写真７）。
しかし高値であるがために偽物も多く、今回も証紙がなく100％本物である保証ができません。「結城紬かも」程度に思っていただけたら幸いです。
 
帯は今流行りのくすみ系カラーですが、着物と同様洋柄にしています。帯揚げは着物の八掛（裏地）と同系色の淡いオレンジシャーベットでまとめました。
 
色の派手さはありませんが、かわいらしい雰囲気です。
 
【商品の状態】
広襟の内側のスナップが酸化した汚れが、畳んだ時に重なる生地にも移っています（写真６）。表にはまったく見えない部分ですが、気になる方はご購入をお控えください。
 
【セット内容】
着物・名古屋帯・帯揚げ・帯締め
（※長襦袢はついておりません）
 
【サイズ】
◇着物◇
身丈155cm（適応身長±5cm)
裄丈64.5cm
袖丈49cm
前巾23.5cm
後巾30cm
 
◇名古屋帯◇
長さ351cm
幅30.5cm