知性は纏う人の自信になる~「糸菊」の柄が教えてくれたこと~
- kimononatsuiro
- 3 日前
- 読了時間: 2分
突然ですが、あなたは「糸菊」をご存じですか?
細い花弁が放射状に広がる菊の一種です。

振袖展示会でせっかく選んだ振袖を、喜んでLINEで報告した先の知人に「それ彼岸花じゃない?」と言われて戸惑ったお客様がいたと着付けメンバーから聞きました。
そのお着物に描かれていたのは、実は彼岸花ではなく、最高級の吉祥文様(=縁起の良い柄)でる「糸菊(いとぎく)」でした。
見慣れない方には彼岸花のように映ったのかもしれませんね。
しかし、菊は古来より「不老長寿」を象徴する高貴な花。 とりわけ江戸時代に園芸文化の極みとして愛された糸菊は、職人が「晴れの日を寿ぐ(ことほぐ)」ために、誇りを持って描き出す意匠(=デザイン)です。咲く時期は秋ですが、デフォルメされた柄は1年中着ることができます。


着物の柄、季節のルール、そして歴史。 それらは私たちを縛るための「規則」ではなく、自分を表現したり、それを着る方への願いをかけたりするための「お守り」のようなものです。
「なぜこの柄なのか?」 「なぜこの時期に着るのか?」
その理由を知ることは、ただ着姿を美しくするだけでなく、誰かに何かを言われたとしてに「私はこれを選んだ」と文化的背景を元にあなたに自信を与えてくれます。
当教室がお伝えしたいのは、単なる着付けの技術だけではありません。 和の教養を深めることによる内面から溢れ出す知的な美しさを大切にしています。
知識は、あなたが纏う空気を変えます。
一生モノの教養を、ご一緒に学びませんか。




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