先週末25年ぶりに大学のゼミ仲間の同窓会がありました。
着物で参加したら皆さん興味津々。
普段着物に触れる機会が全くない方ばかりなのでたくさんの質問をいただき、その内容が「あるある」だったので、一部シェアしますね。
まず、朝9時に集合した時
「今日はたくさん歩くんだけど、草履で大丈夫?歩ける?」
と心配されました。
もちろん大丈夫!
この日は八王子の実家から出かけて
水道橋でお墓参り
→横浜市金沢区で大学教員になった研究室訪問&お茶会
→横浜中華街へ移動…と16800歩歩きました。
「草履って指の股が痛くならない?」
いい質問ですね~
ひと昔前の鼻緒が細くてエナメル台の草履は痛くなりがちでしたが、
最近のふかふかの鼻緒、ふかふかの台はクッション性抜群で私は痛くなったことが1度もありません。
指の股が痛い人は、靴生活で足の指が丸まったり、指同士がくっついている傾向があります。
足の指を広げると痛い方は、ちょっと不健康かも。
そんな方は、手の指を足の指に挟んで広げるストレッチがオススメですよ。
(余談ですが私は草履を履き始めたら足が健康になり、逆に大好きだったパンプスが履けなくなりました…)
また、長時間歩くことが想定されていたら、綿の足袋より化繊のストレッチ足袋やソックス足袋を選んでおくのも予防策です。
次の質問は
「着物暑くない?」
まだまだ東京は蒸し暑い日だったので、気にかけてくれました。
でも、
洋服でも暑いから一緒じゃない?
「じゃあ着たら洗うの?どこで洗うの?」
洗いますよ、シーズンの最後に。
着物専門クリーニング店に出します。
着たその日は部屋に干して汗を飛ばして畳んで片付けます。
(大学教員になった仲間の研究室も訪問。社会保障、貧困に関する蔵書がすばらしい!)
その後、横浜中華街に移動して食べ飲み放題のコースを満喫中には
「1日着ていて、ご飯食べて苦しくないの?」
という質問が。
苦しくないですよ。
ウエストを締めないワンピースに比べたら食べられる量は少し減りますが、
ビールを何杯も飲んで、中華料理を満喫してきました。
さすがに帯の中はパンパンですが 笑
(大勢で円卓を囲むのは楽しい♪)
最後にグッドクエスチョンだと思った質問がありました。
喋りながら歩いている途中ふいに
「着物でお茶会に行ったりするの?」
と聞かれました。
お茶会??
質問の意図がわからず詳しく聞くと
着物を着て出かけるところは、いわゆる「茶道」のお茶会くらいしか思いつかないとのこと。
・・・なるほど。
私の答えは
「お茶会は行ったことがありません。」
理由はただ単に茶道に関わる方とお知り合いではないからです。
買い物でも旅行でもどこでも行きます。
お茶事にはいかないけど、お茶を飲みには行きます。
なんなら何もなくても自宅で着てみる日もあります。
なぜなら、着物は服だから。
ファッションの1つに過ぎず、
Tシャツなのかワンピースなのか着物なのか、と選択肢としては横並びです。
ただ、着物は気分を確実に上げてくれる、
日常を非日常に「味変」してくれる「特別な服」ではあります。
でも、「特別な日だけの服」ではありません。
私の説明に彼らは
「なるほどー!そっかー!」
と一気に着物を着るシーンのパラダイムシフトが起こっているのがわかり、
心の中でガッツポーズしていたのは秘密です。
いかがでしたか?
着物ってどうなの?苦しくないの?
という方にもお役に立つ質問集だったと思います。
参考になればうれしいです。
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